農家の事業承継

親子間問題の解決による
生産性向上

「親子間問題の解決による生産性向上」
をテーマに活動を開始。

  • 1.親子間問題を解決することで生産性ってあがるの?

    • ・「子(後継者)が勉強してきたことvs親(経営者)の経験」から意見が対立
    • →お互いの意見を融合できればより良いものに。
    • ・親子で意見が食い違うことで社内(従業員)が混乱
    • →お互いの意見に振り回されなくなることで、社内(従業員)の情報共有がスムーズに。
    • ・同じ経営体であるにも関わらず、親子で意見が違うと発言に対する信用を得られない。
    • →同じ考え、意見であれば信用される(違うことを言っている経営体と比較して)

  • 2.生産性の向上に向けて

    親(経営者)と子(後継者)でコミュニケーション不足。
    考え方は違っても、経営をより良くしたいという思いは同じであるため、コミュニケーション不足を解消し、意見交換が活発に行うことができれば、生産性が向上し、更なる経営発展の可能性がある。

    親子間で意思統一する必要がある。

  • 3.意思統一

    意思統一に向けては、事業承継を進めることで解決するのでは?
    事業承継を進めると、永遠のテーマでもある「親子間問題」の解決の一助となり生産性の向上、さらには代表が変わっても躓くことなく経営の継続が可能となる。
    →農業者に「事業承継」を意識するきっかけを作ることで、各経営体が必要なことと感じ、「事業承継」を進めることで、農業者の生産性は向上する。

    「事業承継」に取組むきっかけ作りを。

事業承継について

  • 1.親子間問題を解決することで生産性ってあがるの?

    一般的に、「モノ」「お金」に分類される“目に見えるもの”と「人」「情報」「顧客」に分類される“目に見えないもの”を後継者へ引き継ぐこと。農業の場合は、生産技術や農業機械の操作などが優先されるケースが多く、本来引き継ぐべきものが後回しにされる傾向にある。また、後継者に名義変更をしただけで事業承継が完了したと誤認しているケースもあるが、以下5項目をしっかりと引き継いでおく必要がある。

  • 2.事業承継の必要性

    前項の5項目を計画的に事業承継していくには、中長期的(5~10年程度)な取り組みとして考えなければならない。一方、親世代の年齢を考慮すると、一刻も早く取り組みを開始する必要がある。

    (出典:農林水産省資料「円滑な農業経営継承に向けて(個人版))

  • 3.第三者の支援

    事業承継は、親(経営者)と子(後継者)の二者の話し合いが前提となるが、定期的な話し合いや建設的な話し合いスムーズな話し合いを行うには、JAグループや行政、金融機関などの第三者の支援を仰ぐことが望ましい。

事業承継まとめ

  • ・事業承継は、法律で決まっているものでもなく、当事者がその必要性を認識しないと取り組み自体が開始しないため、地道な「啓発」が必要。
  • ・事業承継の取り組みは経営体によって様々であり、その経営体の実態に応じた「個別具体的な取り組み」が必要。
  • ・事業承継は、農業者だけ、JAグループだけ、行政だけの問題ではなく、農業界全体の問題として、取り組みを進めていくことが必要。
  • ・農業者においては、とにかく事業承継を重要な経営課題としてまずは「認識」し、小さなアクションを継続して起こしていくことが必要。
  • ・特に、JA全農が発行している「事業承継ブック」は、アグリファンド石川のメンバーでも熱心に取り組んでおり、まず最初のアクションとして、是非一読して欲しい。

参考

  • ・その他、関係団体等でも、事業承継に関する様々な支援を行っているので、是非一読して欲しい。
  • ・農水省では、「農業経営の円滑な継承に向けて※農業法人向けパンフレット」や「円滑な経営継承のために※個人、農業法人向けパンフレット」を発行している。

さあ、 事業承継の話し合いを始めよう

事業承継を考えている農家は、ぜひ一度、手に取って読んでみていただきたい。
「JA全農 事業承継ブックー親子間の話し合いのきっかけにー」
下記のボタンをクリックしてぜひ一度御覧ください

単ページ版 (PDF:6.1MB) 全農 事業承継支援への取組ページはこちら

農家の事業承継

農家の事業承継ってなに?

「親子間問題の解決による生産性向上」をテーマに行った活動を紹介。実際に事業承継に直面した農家のリアルな話をインタビューしました。